「今欲しいものを、目の前にポンと置く」
これができれば、お客さまはものを買ってくれる可能性がぐんっと高まる。
しかし、このタイミングはなかなか作り出せるものではありません。
いくつもの訪問営業がある中で、今時ポンと買えるものなんてヤクルトぐらいのものではないでしょうか。
訪問販売にやってきたヤクルトを購入する理由としては
・ヤクルトという商品への信頼
・購入しやすい値段
・なんとなくヤクルトが飲みたくなってきた
・体にいいものを飲んでおこう
・ヤクルトレディーと仲がいいから
など、どれもヤクルトを購入するキッカケには欠かせない要素と思いますが、その中でも一番の購入キッカケとなるのは何でしょう。
それは、「ヤクルトレディーと仲がいいから」ではないでしょうか。
思い出してみてください。スーパーやコンビニで陳列されているヤクルトを手に取って購入したのは、どれだけ前のことですか?
そう考えると、あなたが「ヤクルトを購入して飲んだ」ことに関して一番のキッカケになる事が見えてきます。
訪問営業とは、お客さまと「まず知り合いになる」「仲良くなる」ということが必要不可欠ということなのです。
とはいえ訪問販売って、最も厳しい職業のひとつだと言えると思います。
その中でも私が注目するのは「ふとん」!
私は、ふとんを売ったことのある訪問販売の営業は天才だと思うのです。
なぜなら、ふとんは確実にもう持ってますし、よっぽどの煎餅ぶとんで無い限り困っていないだろうし、画期的な商品はもう出ないだろうし、寝るときはそこまでオシャレを楽しむタイミングではないし、デパートやホームセンターで売っているものとの差がわかりにくい。
それを何十万円とういう高額商品として販売できる。そんな訪問営業ができる方は、本当にご自身を売っている天才だと思うのです。