先日、福岡市のホテルで店舗型経営のオーナー様向けに
「これからの眼鏡店の営業㊙︎戦略」と題したセミナーが行われ、
その会の中で「移動式メガネ販売」の講師として招かれました。
そこで私が話した内容を少しご紹介します。
〜なぜ、売れない〜
現在のメガネ業界が、潤っていた昔と違っている点は何なのか?
①お客の来店が少ない
②フレーム・レンズが壊れにくくなった。(レンズにも傷が入りにくくなった)
③安売り店に行く人が増えた。
以上の三つが、昔と大きく違う点である。
現状を把握し、では一体どうしいかなければならないのか、、、、。
「待つことだけを考えている」と答えは見つからないでしょう。
物売りの考えを捨て、世の中においてのメガネの役割を見つめ直す必要があると私は考えます。
視力というものは、日常生活にさまざまな影響を与えます。
ですから正しい視力で生活を送ることが「健康・楽になる」という視点で
安売り店との差別化を生みます。
とは言っても、本当に見えづらくならないとお客さまは来店されません。
なので、こちらからご来店のきっかけを作って差し上げるのです。
【来店きっかけ作り】
・お店でイベントを実施する
・お誕生日プレゼントを直接、お持ちする(または心のこもった絵手紙を出す)
・6ヵ月アフターDM。修理・調整などを促すDM
など考えればいくらでも策はあります。
【営業スタイルの見直し】
今まで、メガネ店の制服と言えばスーツや白衣などの少し堅苦しい格好が多かったのですが、
そこをあえてエプロンをつけてみたり、ポロシャツを着てみたりと
親しみやすい格好を選んでみても良いと思います。
そうです、攻める営業はなにも自宅に営業に行くだけではないですよね。
「自信の持てる技術」と「お客さまの健康」を考えた営業スタイルなら、いつの時代も
きっと待ってくれているお客さまは存在しています。
以上の内容をお話ししました。
三日後、参加されていたメガネの⚪︎⚪︎⚪︎のオーナー様からお手紙が届きました。
“先日のセミナーでは志の高い経営姿勢を伺う機会となり感銘を受けました。
メガネ屋としての使命を持って仕事をしていきたいと思いました。”
との感想をいただき、とても嬉しく思いました。
メガネの志を皆で思い返し、さらに新しいメガネ業界を皆さんと一緒につくっていきましょう。