例えば、あなたが新車を購入したとします。納車を終えワクワク気分でその車でドライブに出かけました。そこで不具合が起こるとします。エンジンのかかりが悪く、エンジン音もおかしいとします、、、、。当然あなたはディーラーの担当者へ電話して、車の不具合を訴えるでしょう。そこで、ディーラーのアフターサービスが始まる訳です。あなたは不具合を自覚し、訴え、販売した側も不具合を共有し、調査し対処するでしょう。
しかし、眼鏡はそうはいきません。
お客様が新眼鏡を購入した場合(視力検査をして度数を変えた場合や、初めて眼鏡をかける場合)は、「違和感があって当たり前」という認識が一般的にあります。 ですが、レンズの度数やフィッティングの良し悪しで「無駄な不具合」が起こってしまっている可能性もあるのです。
確かに、新たな度数や遠近両用の眼鏡をかけた場合は多少の違和感は慣れていただくようになります。しかし、ここが問題で、お客様にとって「当たり前の違和感」と「無駄な不具合」は判断がつかないのです。判断がつかないその症状でお客様が店舗までわざわざ来ていただいたり、電話をくれたりは稀なパターン。初めてのかたは、眼鏡をかけるのをやめて「私には眼鏡が合わない」という判断をしてしまいます。 その方が過ごすはずだった快適な視生活はなくなってしまうのです。
眼鏡業界のアフターケアやアフターサービスは、もっと慎重かつ確実に行わなければなりません。
店舗であれば6ヶ月の無料検査実施のDMを送るなども徹底的に行わなければ本当ではないと私は思います。
お客様が自覚しにくい不具合に「こちらから訴えるアフターサービス」を心がけたいものです。